各種プラント施工の現場監督を担当
完成時の達成感は格別
エンジニアリング本部では、工業用ガスや国立研究所内の配管設備など、各種プラントの建設工事から保全までを行っています。プラント建設工事の流れは設計→調達→施工→点検/メンテナンスで、私が所属しているエンジニアリング部では、このなかでも設計と施工を担当しています。
私個人の業務としては、主に施工現場における監督です。まずは施工現場に入る前に、必要な資材や日数を含めた工程表を作成しますが、これがなかなか大変な作業です。社内や協力会社の方と打ち合わせをしながら決めていきます。各方面の意見・要望を取り入れつつ、工事の期日に間に合うスケジュール、予算、人員などを考える必要があります。
施工管理の現場でも、工程表の作成と同じような難しさがあります。現場ではプラントを管理しているお客さまや、実際に手を動かして作業を進めてくれている協力会社の方がいますが、その方たちと意見が一致しないこともしばしばあります。いわゆる板挟みの状態です。
その際はお互いの要望をすり合わせていく必要があるのですが、納得できるバランスのよい着地点を探っていくことが重要になります。具体的には、相手の要望の意図を汲み取ることや、納得いただける代替案を提示することが求められます。そういった力は、ある程度経験を積むとついてくる気がします。イレギュラーな現場を数多くこなすことで、徐々に臨機応変な対応力が身についてきたと思っています。
現場の監督を担当していると大変なことも多いのですが、完成時の達成感も大きいです。特に印象に残っているのは、小水力発電所の建設工事で、工事が完了し実際に発電していることを自分の目で確認できたときは、「ちゃんと発電まで持ってこられたな」という達成感を味わいました。