台風などの自然災害が発生したときも
不安なく対応できるような仕組みをつくる
夜間を除く365日、当番制で発電所を監視し、トラブル発生時は連絡を受けて現場に向かい、復旧作業を行います。例えば、台風などが発電所の近くを通過するようなことがあれば、復旧の対応に追われることも少なくありません。私自身がマネジメントをする立場になったとき、緊急時に備えた体制づくりや、そのような事態になってもメンバー全員が対応できるようにするためにはどうしたらよいか、ということも次第に考えるようになりました。
そこで、まず監視体制を出動班・監視班のシフト制に見直し、トラブル発生の連絡を確実に受けられる体制を整えました。さらに、経験やスキルがまだ多くない若手メンバーだけで現場に向かう場合でも速やかに設備を復旧できるよう、緊急対応マニュアルを共有し合うようにしています。太陽光発電所の維持管理や点検、メンテナンスは業務領域が広いため、基本的には上司や先輩が実際の仕事を通じて指導し、知識、技術を身につけてもらう形をとっています。しかし、トラブル対応は迅速さが求められるものですので、いざというときの対応への不安をなくせるように努めています。発電所が増えれば各拠点の効率的な管理方法の検討も必要になるので、メンバーの意見を取り入れながら、よりよい体制をつくりたいと考えています。