千葉県企業局葛南工業用水道事務所様が管理する工業用水道埋設管においては、これまでマグネシウムを使用した流電(犠牲)陽極法により防食を行っていました。流電陽極法とは、マグネシウムと水道管(鉄管)を電線で接続し、水道管(鉄管)より腐食しやすいマグネシウムが先に腐食することで(犠牲になり)水道管の腐食を抑制する防食方法です。そのため、マグネシウムが消耗すると防食効果は得られなくなります(一般にマグネシウム陽極は寿命30年で設計されています。)。今回、マグネシウム陽極の寿命に伴い、電気防食の方法を外部電源方式に変更する工事を行いました。外部電源方式は、直流電源装置を用いて水道管に電気を流すことで防食する方法です。水道管に流す電流をコントロールできるため、環境下に応じて適切に防食管理することができます。
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千葉県企業局葛南工業水道事務所様が管理する工業用水道埋設管を防食するため外部電源電気防食装置の設置工事を行いました。
会社名(顧客名) | 千葉県企業局葛南工業用水道事務所 様 |
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場所 | 千葉県千葉市 千葉県松戸市 千葉県市川市 |
完工年 | 2012年10月 2014年3月 2019年3月 |
役務範囲 | 工業用水道埋設管の電気防食装置の設置工事 |
設計仕様 | 外部電源電気防食装置:DC60V(5A) |