パラボラ工法(マンホール修繕工法)
パラボラ工法とは、マンホール鉄蓋や、その周辺舗装の維持修繕工法です。耐久性が高く仕上がりの美しい鉄蓋補修を、短時間で施工できます。
トリックトレンチレス工法TMは、従来のパイプスプリッター工法で使用されるロッド(鋼製の棒)の替わりにワイヤを用いる工法です。
ロッドの接続作業が不要であり、連続的かつ自動的な施工が可能なことから、発進坑の掘削面積の削減と作業時間の短縮そして作業者の負担が軽減されます。また、引込作業時の操作はすべて地上からのリモコンで行うため、引込作業時に立坑内は作業員が立入る必要がなく、作業中の安全性がより一層向上いたします。
引込み機械がコンパクトであることから、従来のパイプスプリッター工法と比較し、発進坑の掘削面積の削減ができ掘削土量が削減できます。実現場実績で34%削減されました。
発進坑内でロッドを脱着する従来のパイプスプリッター工法と比較し、時間短縮が可能になります。
挿入時には80%、引戻し時には25%作業時間が短縮されました。
トリックトレンチレス工法TM | 従来のパイプスプリッター工法 | |
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発進坑掘削量 | 3.25m3(34%削減) | 4.9m3 |
ワイヤ及びロッドの挿入時間 ※ | 3分(80%削減) | 15分 |
ワイヤ及びロッドの引込み時間 ※ | 15分(25%削減) | 20分 |
※ 30m施工時
従来のパイプスプリッター工法ではロッドの接続や取り外し作業のため、作業員が掘削坑内で長時間作業する必要がありましたが、トリックトレンチレス工法TMは地上からリモコンで作業を行い、ワイヤを連続的に巻き取るため、作業中に作業員が掘削坑内に立入る必要がありません。
本工法の駆動源の油圧と電気は掘削機(バックホウ)の油圧とバッテリーを活用するため、専用の外部動力供給装置は不要です。
よって低騒音で作業が行えるとともに、工具が大変コンパクトになりました。このため、住宅密集地での施工も容易になりました。
カッタ回収装置を使うことで、掘削坑内で既設管を最後まで切断してカッタを回収することができます。
(1)ワイヤ仕込み機械
ワイヤ仕込み機械は、ワイヤを引戻す油圧シリンダとワイヤを水平方向から垂直方向へ導く滑車から構成されています。
(2)カッタ回収装置
カッタ回収装置は反力を受け、掘削坑内でカッタを回収するものです。これにより既設管を管端まで切り裂きます。
(3)ワイヤ
配管を引込むために使用するワイヤは太さ約22mm×長さ60m(既設管50Aの場合)を使用。
適用管種 | 鋼管 | 適用口径※ | 40A→50A 50A→50A 50A→75A |
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管路延長 | ~50m | 上限引力(kN) | 225.6kN |
・掘削機は出力21kw(0.1m3)以上の外部サービスポート付油圧バックホウをご使用ください。
・写真は参考の為実際の商品と異なる場合があります。
・仕様は改良等により予告なく変更することがあります。
※75A以上については別途相談とさせていただきます。
全長(mm) | 400mm | 高さ(mm) | 1600mm |
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幅(mm) | 400mm | 重量(kg) | 94kg |
最大引力(kN) | 328.5kN |